小麦粉や油など食材の値上がりを受け、東京都文京区は16日、学校給食の食材費に約2千万円を補助すると発表した。6月から年度いっぱい、20の区立小、10の区立中で、児童・生徒1人1食あたり10円を補助する。
区教委によると、新型コロナウイルスの感染拡大に加え、ロシアのウクライナ侵攻もあって食材費が高騰。小麦粉やサラダ油、野菜など様々な食材が昨年より高くなっている。特にタマネギは、産地の天候不良や輸入品の不足から昨年は1キロ150円だったのが、今年は500円という。
補助額は昨年度と今年4月の食材費を比較した差額分。食材の代替なども検討したが、これまで通りの栄養価を維持するため、食材を変えずに値上げに対応することにしたという。(本間ほのみ)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル